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プログラム

金融機関を標的としたサイバー攻撃は、その手口が複雑・巧妙になっており、顧客とその資産を守るためにも、金融事業の維持存続のためにも、対策の強化が喫緊の課題となっています。本フォーラムは、金融機関の経営層や情報システム部門、IT部門の責任者・ご担当者の方々に、サイバー攻撃の事例や最新動向、サイバー攻撃に備える対策と、社内で取り組むべき施策等に関する付加価値の高い情報を、金融機関の皆様に提供する情報イベントです。サイバーセキュリティ対策の向上を通じ、本フォーラムが金融機関各社様の競争力強化の一助となれば幸いです。

2017年2月17日(金)

13:30
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14:10
サイバー空間をめぐる状況とサイバーセキュリティ戦略
基調講演
内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター
重要インフラグループ 内閣参事官
蜩 智 氏
1991年郵政省(現総務省)入省。2007年インターネット基盤企画室長。2009年国際協力課国際展開支援室長。2012年電波部監視管理室長。2013年電波部重要無線室長。2015年現職
金融を含む重要インフラ分野のサイバーセキュリティを確保する基本的な枠組みとして、政府と重要インフラ事業者等の取り組むべき事項をとりまとめた行動計画を策定しています。今般、重要インフラサービスを安全かつ持続的に提供できるよう、自然災害やサイバー攻撃等に起因する重要インフラサービス障害の発生を可能な限り減らし、迅速な復旧が可能となるよう、経営層の積極的な関与の下、情報セキュリティ対策に関する取組を推進すべく、その見直しに取り組んでいます。本セッションにおいては、これらの取組の概要についてお伝えします。

(1)基本法(改定含む)
(2)行動計画の概要とその見直しのポイント
(3)2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組
14:10
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15:00
攻めのセキュリティ 〜脅威インテリジェンスとプラットフォームの重要性〜
パロアルトネットワークス株式会社
マーケティング部
シニアプロダクトマーケティングマネージャ
広瀬 努 氏
大手外資系セキュリティベンダーにおけるセキュリティ製品の日本法人における責任者、スポークスパーソンを歴任。延べ15年以上、認証セキュリティからマルウェア対策のセキュリティ啓発か都度に従事。
昨今、セキュリティインシデントが天文学的に増え続ける中、いかに効率的にサイバー攻撃に対抗するかが課題となっています。本セッションでは、先回りして防御策を講じるための攻めのセキュリティ、それを支える脅威インテリジェンスやセキュリティプラットフォームをご紹介いたします。
15:00
コーヒーブレイク (20分間)
15:20
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16:10
金融分野におけるサイバーセキュリティ対策の次の一手 〜脅威情報の効果的な活かし方とは〜
デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
サイバーリスクサービス
シニアマネジャー
岩井 博樹 氏
情報セキュリティ会社にて、セキュアサイトの構築やセキュリティ設計等のコンサルティング業務、セキュリティ監視業務、デジタル・フォレンジック業務、研究開発業務等に従事する。2013年から現職。インシデント対応業務やサイバーインテリジェンス提供業務、技術系コンサルティング業務等を担当する。日本サイバー犯罪対策センター 理事、官公庁のセキュリティ関係の委員、情報セキュリティ大学院大学 客員研究員等を務める。近著に「標的型攻撃セキュリティガイド」等がある。また、日経コミュニケーション、東洋経済オンラインで連載寄稿中である。
金融分野に対するサイバー犯罪の動向は、銀行を中心に大きな変換期にあります。例えば、銀行ではSWIFT(国際銀行間金融通信協会)の関連システムがハッキングされ、その手口や攻撃目的等が話題となったことは記憶に新しいです。また、金融サービスの利用者を狙ったサイバー犯罪も次から次へと新たな脅威が報告されています。本セッションでは、これらの事案に鑑みた情報活用の勘所を解説し、次代へのサイバーセキュリティ対策の一例を考察します。

(1)気になるサイバー犯罪事例
(2)脅威情報の読み解き方とその活用方法
(3)今後、求められるサイバーセキュリティ対策
16:10
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16:50
マネジメントとしてのサイバーセキュリティ
特別講演
株式会社サイバーディフェンス研究所
客員上級分析官
金融ISAC常務理事
鎌田 敬介 氏
ITエンジニアとして3年間の業務を経験した後、JPCERT/CC、三菱東京UFJ銀行などでサイバーセキュリティの分野に15年間従事。現在はサイバーセキュリティに関するコンサルティングやアドバイザー職を中心に、技術トレーニングや講演活動を日本国内外で行っている。一般社団法人金融ISAC常務理事。金融庁参与。米FS-ISAC Director, Japan and Asia。
米大統領選の前後においても注目されるポイントとなったサイバーセキュリティの問題は今や世界的大きな問題になっています。そうした中で、技術に着目したサイバー攻撃対策の流れから「サイバーセキュリティマネジメント」という組織管理の観点での取り組みがより重要になってきています。本セッションでは、国内外の様々な組織の役員層へのブリーフィングやディスカッションを行ってきた経験を踏まえ、 サイバーセキュリティマネジメントの最前線をお伝えします。

(1)サイバー攻撃の実施主体
(2)サイバー攻撃対応のための組織のあり方
(3)危機管理とサイバーセキュリティマネジメント
(4)今求められているインテリジェンスの活用
(5)サイバーセキュリティマネジメント人材の育成
(6)CISOの必要性と役割
本フォーラムは受付を終了しました。
多数のお申込み、ありがとうございました。
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