銀行システムをオープンAPIを用いて提供しようとする動きや関連法制の改正、各金融機関による取り組みなど、FinTechビジネスは新たなフェーズに入りました。本フォーラムでは、FinTechの進展がもたらす新たな金融ビジネスに焦点をあて、金融機関のFinTechの取り組みに関する最新動向や将来像等に関する付加価値の高い情報をお届けします。本フォーラムが金融機関各社様の競争力強化の一助となれば幸いです。
     
    
      
        
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                基調講演 日本銀行 決済機構局 FinTechセンター長  
                河合 祐子 氏 
                
                  最近話題に上ることの多いFinTechとは何なのでしょうか。情報技術が発達し、スマホが普及する中で、個人の生活は便利になり、金融でももっと手軽にサービスを受けたいという消費者の需要も高まりつつあります。FinTech、すなわち、技術を利用した便利な金融サービスが今大きく注目を集めている背景には、こうした環境の変化に加え、いくつかの情報技術の分野で、画期的な進展が見られたことも挙げられます。もちろん、FinTechはまだ新しい分野であり、克服すべき課題や、対応すべきリスクがたくさんあります。例えば、これまで閉鎖的であった金融機関の情報システムを外部に開放することで、革新技術を素早く取り込めるようになる一方で、情報漏洩などのセキュリティにはこれまで以上に注意を払う必要があります。本セッションでは、FinTechの発展の背景となる技術や思想と、現状の課題をまとめ、今後FinTechがもたらし得る変化を考察します。
  
                  (1)FinTechとは何? 
                  (2)FinTechの技術 
                  (3)FinTechの実例 
                  (4)FinTechが描く未来
                 
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                 日本アイ・ビー・エム株式会社 エグゼクティブ・アーキテクト 
                早川 ゆき 氏 
                
                  急速にユーザーの支持を得て新たなビジネスの可能性を広げたFinTech。この変化に柔軟に対応し効率的に活用するにはAPI公開による連携が不可欠です。日本のAPI公開はFinTechの台頭によって加速されました。本セッションでは、企業がその既存サービスをAPIで公開すると一体どんなビジネスが生まれるのか、API公開を安全に管理するにはどうしたら良いのか、そして、最新のテクノロジーによってもたらされるAPIエコノミーの魅力とは何か、を解説します。
  
                  (1)FinTechがドライブするAPI公開 
                  (2)APIエコノミーの魅力とは? 
                  (3)安全なAPI公開に必要なこと 
                  (4)バックエンド連携とAPI公開
                 
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                 PayPal Pte., Ltd. Director,  Government Relations  & Legal Counsel 
                安念 宣子 氏 
                
                  ペイメント(決済)にかかるビジネスおよび関連法規制が、全世界的に急速に動いています。本セッションでは、当社が、顧客サービス充実のために次々と打ち出す、欧米におけるビジネス戦略および法規制へのチャレンジについて御説明するとともに、日本ビジネスへの示唆、問題提起について、特に、FinTechとの関連に焦点を当てつつ、御紹介します。
  
                  (1)ペイメント エコシステムのグローバルな潮流 
                  (2)ペイメント ビジネスの最先端と当社の戦略 
                  (3)日本の次世代ペイメントビジネスのための示唆
                 
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                 森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士 
                堀 天子 氏  
                
                  2017年改正銀行法が2017年6月2日に公布され、2年連続の銀行法改正が実現しました。FinTechに関わる全プレイヤーにとって多大な影響を及ぼす銀行法改正は日本のFinTechのあり方を決定づける上で大きな岐路となると考えられます。
  
                  (1)連続する銀行法改正の意義 
                  (2)2016年銀行法改正〜銀行業高度化会社、仮想通貨交換業の新設等 
                  (3)2017年銀行法改正〜電子決済代行業の新設と預金取扱金融機関のオープンAPI体制整備 
                  (4)実務界での検討状況と今後の方向性
                 
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                特別講演 住信SBIネット銀行株式会社 FinTech事業企画部長  
                吉本 憲文 氏 
                
                  欧米から始まった「FinTech」による金融サービスの変化は、本邦でも2年連続の銀行法改正など官民一体となった大きな議論を呼びました。本セッションでは「FinTech」がもたらす事業環境変化についてネット銀行からみた考察と、具体的な取組事例を紹介します。
  
                  (1)ネット銀行から見るFinTech 
                  (2)住信SBIネット銀行の取組事例1 “おつり” 
                  (3)住信SBIネット銀行の取組事例2 “銀行APIと改正銀行法” 
                  (4)住信SBIネット銀行の取組事例3 “新技術への挑戦 ブロックチェーン/DLTの活用”
                 
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